日常の世間話的なことを、極めて個人的偏見で、つれづれなるままに書き連ねたエッセイ的雑記帳。
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■大人の遠足■
2003/04


 学生時代から社会人へ、またサラリーマンからフリーランサーへと転身するごとに、強制参加のイベントが減り、気楽ではある反面、スナップ写真が激減した。
別に篠山某(なにがし)に、「若く美しい旬の自分」を撮っておいてもらおう!なんて御大層なコトではなくて、等身大の、バカ写真でもいいから「記録しておく」ということは大切だと思う今日この頃。。。
折しも、スナップチャンス到来!
先日、桜の頃。私と友人のPOMOさんら数人でお花見に出かけた。サラリーマン時代には、休日となると、とにかく独りになりたかったクチだが、さすがに私もPOMOさんも、普段は孤軍奮闘で仕事をさばいているフリーランサー同士、やはり積極的に動かねば、どんどんイベントから遠ざかってしまいがちだ。
ぼへ〜っとしていた休日の午後「お弁当作るから、花見に行かへん?」とPOMOさんからお誘いが掛かった。「渡りに舟」とはこういうことか?
かくして、陽も傾きかけた飛火野で、我々はささやかながら実に楽しい宴を催した。
私が即席で抹茶を点て、POMOさんの手づくり弁当に舌鼓を打ち、ほろ酔い気分で月が出るまではしゃいでいた。
野鳥が桜の花房を啄んでは落とし、それを鹿が喰(は)む。夕方になって皆が帰って行ったあと、広々とした野原は貸しきり状態。「鹿と桜木とワタシ(達)」…である。
『晴耕雨読』という言葉が好きだ。
ささやかでいい、豊かなこころで暮らしたいものである。
『大人の遠足』を満喫した休日だった。


「実に嬉しそうに食ってますな」と好評(?)のワシのスナップ(左はPOMOさん)
奈良/飛火野にて…
special thanks to:POMO&FUKU&70m