日常の世間話的なことを、極めて個人的偏見で、つれづれなるままに書き連ねたエッセイ的雑記帳。
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■矢印過敏症候群■
2003/04


 33にもなって、未だ周囲を辟易とさせる程の『ハイロウズ』ファンである。
『THE HIGH-LOWS』(詳しくはコチラ)。正式に記すと、『THE HIGH-LOWS』の綴りの前後に『↑↓(上下矢印)』が付く。だもんで、たいていのハイロウズグッズにはこの『↑↓』マークが入っている。ツアー毎に配色が変わる矢印マークのリストバンドは、かの『PUFFY』も付けていた。場合によっては、上下の矢印そのものがハイロウズを指し示すこともある。そんな訳で、我々ハイロウズファンは、この『↑↓(上下矢印)』にはことさら敏感である。別にハイロウズを意識して作られた物でなくても、「いい矢印」を見つけると、手に入れずにはいられない。いつぞやも、友人のPOMOさんと和雑貨の店を物色中、黒地に白く矢印を染め抜いた「手拭い」を見つけ、衝動買いしてしまった。後にPOMOさんの証言によると、「見つけた瞬間目の色が変わり、もう手に握り絞めていた」らしい。恐ろしいものである。
工事現場の誘導看板、道路の白線、よく見ると街には色々な矢印が溢れている。 先日も、同じくハイロウズファンの「むらきゃみ半吉」と二人で大阪にある某ショッピングビル内を歩行中、フロア内の売り場に展示してあったディスプレイが、大きな矢印型だったのを見つけ(右イラスト参照)、訝し気な店員をしり目に、思わず二人で「きゃいきゃい」はしゃいでしまった。24さいの半吉はともかく、33の自分はどうしたものだろう?(軽く反省…)しかも、このヒヨコ群の矢印をプリントした「ノート」が商品として3列ほどに並べて展示されていたのを発見するや、一方の矢印の向きを、こっそり『↑↓(上下矢印)』になるように並べ替え、また二人で「しめしめ」とばかりに含み笑いを浮かべその場を去って行く。ただしこれらの行為が、我々の自己満足に過ぎないことは分かっている。その程度には、十分オトナであるつもりだ。でも、それでいいのだ。(バカボンのパパもそう言っている)かつてハイロウズメンバーのひとり、甲本ヒロト氏がこう言っていた、「自己満足以外の満足なんて、あり得ないよね」…と。そして、性懲りも無く今日も私は行く、自己満足を満たす矢印の逸品を求めて…。